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台湾では、家族、親族付き合いが多く、久しぶりに帰国する台湾娘と一緒だったので、案の定、彼女の爺さん、婆さんにも会うことになった。 会う前に、少し気難しい爺さんだと、脅されていたため、多少の緊張はしながら、お宅へ向った。 場所は、台北市内から電車で30分ほど離れたところで、ベッドタウンのようなところだった。家は、一般的なマンションで、入るとすぐに居間があり、その奥にキッチンや食事する場所があった。 あまり本格的な台湾家庭料理は、食べたことが無く、馳走になったのは、海鮮をふんだんに使った台湾料理で、さほど口に合わなかったわけじゃなかった。実はその前にも何発か、食べながら心の中で、う〜んと唸る苦手なものが多かったので、家庭料理はそんなに問題ないようだった。 当時は、新潟で地震があった後で、その日にちょうどあの衝撃的な少年の救出劇があった日だった。爺さん、婆さんは幼少期にちょうど日本の統治下での教育を受けていて、日本語をある程度解し、NHKの7時のニュースをよく見るのだそうだ。いたく少年のタフさに感心して、爺さんと日本語でよく話をした。爺さんは、いつもはあまり話さず、自分とはよく話したり、いつも日本語を使わない婆さんが日本語を思い出したように使ったことに、彼女は驚いていたりした。なぜか、受け入れられたようだった。 50年以上も前に習った日本語をよく覚えていると言うことはそれなりに使う機会があったからだろう。その後も、なぜか日本語の本を出してきて、親日振りをアピールしてくれた。 この時にはよく知らなかったが、例えばまったく同じ時期に日本の統治下にあって、台湾よりはむしろ待遇がよく、日本人とほぼ同等の扱いを受けた韓国人の同じ年齢の人と話をしてもここまで親日な人は少ないだろう。韓国では日本の統治下は悪で、忘れたい過去だが、台湾では今でも、その日本語教育の名残は残っている。ここに台湾人の大らかさや適応力、優しさがあると思う。 更に言えば、韓国では、反日教育と呼べるほどに細かくねちっこく第2次大戦について習い、日本が行ったことは全て悪と見なすが、台湾では、ある程度の反日教育はありながらも、それでもまだ日本統治下での良い面も忘れないように人々の記憶に残っている。台湾人のちゃんと個人の意見も持ち、広い視野を持つことはすばらしいと思う。ある作家に言わせれば、台湾には、日本でなくなってしまった日本らしさが残っているのだと言う。 なぜか、日本では韓国との関係を大事にしがちだが、こんなにも大らかな台湾について、日本の外交力の低さや、脳みその悪さから、遠い国にされがちの台湾。韓国よりも、近い台湾が好きです。韓国寄りの人達ごめんなさい。 |
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